★本日の読みどころ(1)
「泊原発 運転差し止め 札幌地裁」(1面、2面、21面)
北海道電力泊原発(北海道泊村)の安全性に問題があるとして、道内外の約1200人が北電に1~3号機全ての運転差し止めや廃炉などを求めた訴訟の判決で、札幌地裁は31日、北電に1~3号機の運転差し止めを命じました。2011年3月の東日本大震災以降、津波対策の不備を主な理由に運転差し止めを命じた司法判断は初めてです。
★本日の読みどころ(2)
「線状降水帯 防災へ一歩 きょうから予測情報」(19面)
豪雨災害の一因とされる「線状降水帯」を巡り、気象庁は予測情報を6月1日から発表します。線状降水帯がいつごろ、どのあたりで発生するかを、発生が見込まれる半日から6時間前までにホームページに掲載し、関係する地域の自治体や住民に事前の準備を促します。予測情報は的中率に課題を残すものの、気象庁は、人命を奪う大災害の被害を少しでも減らすための手段として定着させたい考えです。
★本日の読みどころ(3)
「『残業放置し自殺』認定 奈良県に賠償命令」(20面)
奈良県職員の西田幹(つよし)さん(当時35歳)がうつ病を発症して自殺したのは、長時間の時間外労働への適切な対応を怠ったことが原因だとして、両親が県に約1億200万円の損害賠償を求めた訴訟で、奈良地裁は31日、自殺と過重労働の因果関係を認め、県に約6800万円の支払いを命じました。寺本佳子裁判長は、「疾患の悪化を防止する措置を十分にとらず、自殺に至らせた」と県の一連の対応を批判しました。
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