2022.5.31 朝刊読みどころ

1.そこが聞きたい ローカル線の見直し(9面)
ローカル線の見直しが、国土交通省の検討会で議論されています。JR各社は、都市部や新幹線の利益によってローカル線の赤字を補ってきましたが、コロナ禍で鉄道利用者が減り、その仕組みが成り立たなくなっています。地域の足をどのように確保すべきでしょうか。検討会メンバーで公共交通政策に詳しい加藤博和・名古屋大教授に聞きました。
2.国立競技場、陸上トラックを維持(18面)
昨夏の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなった国立競技場(東京都新宿区)の後利用の計画について、末松信介文部科学相は30日の参院予算委員会で陸上トラックを維持し、陸上と球技の兼用とする方向性を示しました。2017年に政府が関係閣僚会議で決めたサッカーなど球技専用に改修するとの基本方針も修正します。末松氏は立憲民主党の蓮舫氏の質問を受け、「日本陸上競技連盟が招致している2025年の陸上世界選手権の開催が決まった場合は支障が生じないよう、トラックを存置する」と話しました。世界陸連は7月の理事会で25年大会の開催地を決定します。
3.維新「脱大阪」なるか(21面)
2021年衆院選で追い風を受け、第3党に躍進した日本維新の会。世論調査で立憲民主党を上回る支持を集めることもあるものの、本拠地・大阪以外の地方選挙では苦戦も続きます。次期衆院選での「野党第1党」が目標ですが、まずは改選議席の倍増を狙う夏の参院選が試金石となります。どこに重点を置き、何を狙うのか――。各党も警戒する維新の戦略を探りました。

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