2022.5.15 朝刊読みどころ

1 大型記事「迫る」 沖縄返還50年 闘い続ける元名護市長の思い(1面、3面)
沖縄が米国統治下から日本に復帰して15日で50年になります。県民の4人に1人が命を失ったとされる太平洋戦争末期の沖縄戦後、沖縄は27年間にわたって米国に統治されました。72年に復帰を果たしましたが、今も全国の米軍専用施設の約7割が集中する「基地の島」であり続けています。今回の「迫る」は、基地への抗議活動を続ける沖縄県名護市の前市長、稲嶺進さん(76)の半生と、沖縄が歩んだ苦難の道のりを重ね合わせました。
2 山梨県警、道志村で発見した肩甲骨を「不明女児のもの」と発表(27面)
山梨県道志村で見つかった人骨について、山梨県警は14日、DNA型鑑定の結果、2019年9月に同村のキャンプ場から行方が分からなくなっている小学1年だった小倉美咲さん(行方不明時7歳)のものと断定したと発表しました。事件と事故の両面で捜査を続け、美咲さんが死亡に至った経緯について調べています。県警などによると、DNA型鑑定を進めていたのは右側の肩甲骨。5月4日に道志村のキャンプ場近くで捜査員らが見つけました。県警は肩甲骨について「生命維持に欠かせない部位であり、美咲さんは死亡していると判断した」と説明しています。
3 ルポ「ウクライナ侵攻」 人口の3割を避難民が占める街・リビウ(7面)
ロシア軍による侵攻を受け、ウクライナ各地から多くの避難民が集まる西部リビウ。ポーランドに近く、戦争の被害が少ないことが理由です。2月下旬の戦闘開始後、人口約70万人のリビウ市周辺に流入した避難民は約30万人。市民の3人に1人は避難民の計算です。そのうち、友人宅やホテルに住むことができず、避難所で暮らす人々は約1万5000人。仮設住宅は1100人分しかなく、多くの市民は公共施設などでの集団生活を余儀なくされています。現地を取材した記者が街の現状を報告しています。

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