1.信楽高原鉄道事故の教訓を「マル秘」に(29面)
滋賀県信楽町(当時)で信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車が正面衝突し、42人が死亡、600人以上が負傷した事故は、14日で発生から31年を迎えます。事故の教訓を総括した冊子が作製されましたが、10年近く外部に公開されておらず、専門家は「貴重な資料で、公表して社会で役立てるべきだ」と指摘します。SKRは自ら事故を省みた記録をなぜ明らかにしないのか、理由を探りました。
2.占領下のマリウポリ、露国家流れ屈辱の配給(1面)
ロシア軍の激しい攻撃を受けたウクライナ南東部の要衝マリウポリ。街の大部分は破壊され、露軍の占領下に置かれています。そこから北西に約200キロ離れた街に本紙特派員が入り、命からがら逃れてきたマリウポリ市民を取材しました。占領下のマリウポリではロシア側が開いた人道支援物資の配給所でロシア国歌が流され、市民は「悔しくて涙が出た」と振り返りました。
3.天の川銀河の巨大ブラックホールを撮影(写真1面、記事29面)
太陽系がある天の川銀河の中心にある巨大ブラックホールの影を撮影したと、日米欧などの国際研究チームが発表しました。チームは2019年に別の銀河の中心にある宇宙最大級のブラックホールを初めて撮影しており、今回が2例目です。われわれが住む銀河の中心がブラックホールであることが初めて証明され、銀河の起源や進化を解明する手がかりとなりそうです。
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