★本日の読みどころ 1
「知床観光船事故 条件付き運航あり得ぬ」(1面)
北海道・知床半島沖で乗客乗員計26人が乗った観光船「KAZU 1(カズ ワン)」が行方不明になった事故を受け、国土交通省は28日、有識者による事故対策検討委員会を設置しました。同船は事故当日の23日、海が荒れたら引き返す「条件付き運航」として出航、斉藤鉄夫国交相は28日の閣議後記者会見で「あり得ない」と批判。委員会で小型船舶の旅客輸送の安全対策を再検討します。
★本日の読みどころ 2
「IR誘致コロナで暗転 申請大阪、長崎のみ」(3面)
カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を目指す自治体の区域整備計画の申請が28日、締め切られました。一時は北海道や横浜市など多くの自治体が誘致を検討しましたが、結局、手を挙げたのは大阪府・市と長崎県の2カ所。日本初のIRの選定は、この2カ所を軸に進むことになります。2014年に当時の安倍晋三政権が「観光立国」戦略の起爆剤として打ち出したIR。構想当初から環境が大きく変化する中、このまま突き進むことに果たしてリスクはないのでしょうか。
★本日の読みどころ 3
「GW 知床客離れ懸念 船の観光ピリピリ」(27面)
雪解けが進む世界遺産の北海道・知床で本格的な観光シーズンが始まります。新型コロナウイルスの影響で冷え込む地元観光業界は3年ぶりに全国で移動制限のないゴールデンウイーク(GW)に期待を寄せていましたが、知床半島沖で観光船の行方不明事故が発生。旅先として知床が避けられるのではないかと懸念しています。また、国土交通省は旅客船を運航する大阪など各地の事業者を対象に緊急安全点検を勧めています。
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