2022.4.26 朝刊読みどころ

１　「濃厚接触者の隔離廃止を」突然訴えた大阪・吉村知事　その理由は（25面）

新型コロナウイルスの濃厚接触者の隔離措置について、大阪府の吉村洋文知事が、無症状の学生や社会人らについては廃止すべきだと訴えています。国は濃厚接触者の自宅待機期間を原則7日間としていますが、これに異を唱えた形です。同居する娘のコロナ感染で濃厚接触者となり、自宅待機となっていた自らの体験を踏まえたものですが、専門家からは「いきなり撤廃は行き過ぎ」との声も上がっています。

２　核爆発サイトのアクセス急増　米研究者開発のシミュレーター（7面）

旧ソ連（ロシア）製の核爆弾が東京中心部に落ちたら、死者はヒロシマの80倍を超える推定約1100万人――。なんとも恐ろしいシミュレーションを可能にするサイトへのアクセスが、ウクライナ侵攻に伴うプーチン露大統領の「核発言」以降、世界各地で急増しています。誰がどこに、何のために仮想の核爆弾を落とすのでしょうか。サイトの生みの親である米国人研究者にユーザーの動向とシミュレーター開発の狙いを聞きました。

３　金製品の売買、活発に　ウクライナ侵攻で急騰（9面）

ウクライナ危機により高騰した金製品の売買が活発になっています。自宅に眠るアクセサリーを高値で売ろうと中古品販売店を訪れる人が急増した一方、有事に強い安全資産として買い求める人も見られます。円建ての金価格を押し上げる外国為替市場の円安基調もあり、こうした動きはしばらく続きそうです。