2022.5.21 朝刊読みどころ

★本日の注目
▽消費者物価上昇、値上げが生活直撃(1、3面)
 長く停滞していた日本の物価が急ピッチで上がり始めました。4月の消費者物価指数は前年同月比で2・1%の上昇となり、13年半ぶりの高水準となりました。原材料高に歴史的な円安が追い打ちをかけた結果ですが、食用油、小麦関連、アイスクリーム、ビール、開店ずし、外食関連など商品の値上げラッシュが起きていて、日々の生活を直撃しています。100円ショップや喫茶店などの現状も紹介しています。
▽阪急梅田駅周辺再開発(26面)
 阪急阪神ホールディングスは、阪急大阪梅田駅周辺の再開発計画を発表しました。南側のオフィスビル「阪急ターミナルビル」と「大阪新阪急ホテル」を建て替え、駅に直結する商業施設「阪急三番街」を全面改修する方針です。グランフロント大阪とつながる空中デッキの新設も検討しています。どのような中身になるのかはまだ分かりませんが、早ければ2035年ごろの開業をめざすとしています。
★本日の深掘り
▽EV元年、軽を投入(6面)
 国内の大手自動車メーカーがEV(電気自動車)の新車を次々と発表しています。世界的に脱炭素の流れが加速していますが、国内市場では売れるのでしょうか。日産と三菱が共同開発した軽のEV「サクラ」や「eKクロス」に記者が試乗してみると、加速の良さが印象的でした。また、燃料の電池が車体下部に搭載されているため、室内の広さにも驚きました。一方で、EVの購買意欲は中国では8割、米国やドイツでも4割に上っていますが、日本は27%程度。燃費がよくて安価なハイブリッド車(HV)に人気が集まっているのが現状です。170~180万円の軽のEVが日本での普及の突破口になるか注目されます。

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