▽対面の別れ コロナ下でも 変わる葬儀の中で 15歳愛娘の死きっかけ(1、3面)
「コロナであってもなくても『弔う』ときは対面が基本だと思います。ひつぎのそばに集まり、遺族は故人と、会話にならない会話をする。そんな時間を大切にしたいのです」。遺体安置施設「想送庵(そうそうあん)カノン」(東京都葛飾区)の運営会社の三村麻子社長(58)は訴えます。「3密」を避ける感染症対策の行動様式がそのまま葬送の現場にも持ち込まれ、コロナではない通常の葬儀式でも「人数制限」「時短」が主流になっている。「対面」にこだわる三村さんの姿勢は時流とは正反対。「例えば昭和という大変な時代を生き抜いてこられた方々を見送るのに『時短』でいいはずがない。それは『弔い』じゃなくて『始末』だと思います」。そう語る三村さんの姿を追いました。
▽なるほドリワイド アサリの産地偽装 なぜ長い間横行していたの?(5面)
中国や韓国から輸入されたアサリが「熊本県産」と偽装されて大量に流通していた問題で、熊本県や消費者庁などが再発防止に乗り出しました。どんな不正が行われ、どういう対策がとられるのでしょうか。「なるほドリ」の質問に、この問題を追ってきた熊本支局の記者が分かりやすく答えます。
▽新型コロナ 大阪独自基準だけで公表してみたら… 重症者1日で半減(20面)
厚生労働省が集計している新型コロナウイルスの国内の重症者数がある日、半減しました。全国でも突出して多かった大阪府の人数が前日から大きく減ったためです。府は「今までの人数が実態と違った」と説明します。これまでも国に対応を求めていたが受け入れてもらえず、「ある奇策」を放ったところ、府が「正しい」と考える人数に変わったそうです。「ある奇策」はとっても簡単なことでした。
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